2016年9月18日日曜日

ヘルニアの色々

昨日の続きで ヘルニア についてな。




どうもこの世の中、 ヘルニア = ぎっくり腰 




って勘違いしてる人が多いように思うけど、




ヘルニア と ぎっくり腰は、まったくの別物やで。






激しい腰の痛みってのは同じやけども、原因は全く違うんや。




ぎっくり腰は、腰の筋肉や筋膜の損傷なんかが原因で、安静にしておけば、




数日で痛みはなくなるけど、ヘルニアの場合は慢性的に続くんや。



・・・・・・・



ってこれ、完全に人間目線やったな・・・






何してんねん! おっさん!




犬目線ってのが、


このブログのテーマちゃうんか!




今度はちゃんと、犬目線からな。



ヘルニア ってのは、



体の中の臓器なんかが、本来ある位置から、はみ出たり、



飛び出したりしてしまうことやねん。



人間でも犬でも、心臓やら肺は、背骨や肋骨に守られてるけど、




お腹の方にある臓器は、筋肉やら包んでくれてる腹膜の力で、




吊り下げられたような感じになってんねん。




それらの臓器が、激しい運動なんかをするときに圧迫されて、




本来あるべき位置から押し出されてしまうことがある。




この、押し出されてもうた状態が、ヘルニアやねん。




お腹から下がって、足の付け根 (鼠径部)






犬で言うたら、後ろ脚の付け根な。



鼠径部にまで、臓器が飛び出してしまうのを、



鼠径ヘルニア って言うねん。



人間の場合の、脱腸ってやつやな。






あとは、これまたやっかいな、椎間板ヘルニア




背骨を構成する椎骨の間に入ってる、椎間板っていう軟骨があるんやけどな。




椎骨 - 椎間板 - 椎骨 - 椎間板 - ・・・・




って連なって、椎骨と椎骨の衝撃を、軟骨である椎間板が




クッション代わりとなって吸収するんやけど、



その椎間板が裂けてしもうて、中の髄核ってのが飛び出す。




飛び出してもうた髄核が、脊髄神経を圧迫して、




痺れるような激痛が走るようになるんやって。




特に、私らみたいな骨格の華奢な小型犬としては、




油断できひん病気や。




なかなか早期発見も難しくて、見つかった時には、




大掛かりな治療が必要だったり、




一生付き合うていかなあかんまで悪化したケースも多い。




万が一のために、日ごろから大切にしておかなアカンことは、



スキンシップや。



しっかりスキンシップができてれば、どこを触れば痛がるか、



鳴き声を上げるか、ビクっとするか、



歩き方に不自然なところはないか。




犬との付き合い方で、ヘルニアだけやなくて、ほとんどの病気の




早期発見に繋がるんや。





犬が長生きするには、栄養状況や生活環境も大きな要因になるけど、





やっぱり、一番大切なことは、人間とのスキンシップやと私は思うな。






おっさん! 今日は何して遊ぼうか?!




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